
前回は「英語に囚われないグローバルスキルを」という話を過去、日本の戦後史などを振り返りつつお話しました。
https://note.com/englobal_life/n/n531b4de2f84c
今日は未来を見て「グローバルスキル」を考えてみたいと思います。
このトピックは、これから起こることなので想像の余地がいっぱい!
いろんな人と気づきを話しあってみたいところです。
前回の記事を読んだ帰国子女の大学時代の友だちとかから連絡きて、英語×日本語教育×保育資格などの分野で話が盛り上がって早速たのしい!アウトプットってフィードバックがあって情報交換がうまれるから大事〜!
AIがとって代わる部分を細分化してみる
WEBメディア関連の仕事をしているので
Chat GPTなど使うべきところは使いながら
自分たちの仕事が変わるのを実体験しつつ
この後の世界はどんなんなるんだろう?と思っています。
きっと今の世の中、
どんな能力、個別スキル、教育プログラムも
何がいい、何が劣ってるなどはなくて
学ぶスキルとその先の脈絡
自分の進む道にどうはめていくかを体系的に把握して
社会と人生に応用していくイメージ(=想像力)と説明力が
必要だなぁと思ってるのですが…。
端的にいうと、英語英語に囚われても、どうせ
英語は、AIが私たちを補強してくれるじゃん、とも思っています。
実際に私は、パートナーとも外国の取引先とも英語で込み入った議論やビジネスプランをやりとりする時、わざわざ最初から英語で書くよりもAIを使うようになりました。
テキストの翻訳、音声での会話、今はAI英会話もたくさんある。外国からインバウンドで来ている観光客は片手にGoogleレンズ。私も先日、子連れで動物園に行ったら海外の方に「お子さんの靴が壊れそうです」と肩をポンポンとされて、iPhoneの画面を見せられました。
でも私は、最近は英会話したくて「どこから来たんですか」と話しかける時もあります笑。
ガッツリ海外の社会やコミュニティで生きていきたいならそれ相応の英語力が必要。
コミュニケーションって「言葉が通じるか」よりも「そこで自分が通じるか、感情が通じるか」がおもしろいんだよなーと。
英語コンプレックスを盲目的に抱えてるのが勿体無いほど、文字通りの”言語習得“に囚われるべきでない時代と現段階で思っています。
言語習得するなら最低限でいい
もしくは振り切ってアカデミック且つかなり高度に
and
英語習得しながら周辺スキルを身につける
の観点を大事に考えています。
and 何よりも労働力不足で、外国人材が日本に住み始めた今、外国と簡単に取引できる現代は、異文化・異なる価値観理解力の方が重要になってくるとも思っています。その話もまた今度。
人間のEQ:感情をうまくマネジメントするスキル
話が反れそうになりましたが、
そんな私が最近、気になってすごく意識しているスキルが
EQ : Emotional Intelligence Quotient
心の知能指数
エール大学エールカレッジ学長・ピーター・サロベイ博士とニューハンプシャー大学教授・ジョン・メイヤー博士によって提唱された割と新しい概念。リーダーシップ論の関連でよく説かれています。
自分の感情の状態を把握し、それをうまくマネジメントする。かつ他者の感情の状態を知覚する能力
AI時代は英語はAIで代用できる、
ロジカルシンキングも、クリエイティビティもリサーチ力も人工知能は全て私たちを越えてくる。
人間が人間として生きる意味や価値ってどこに出てくるのでしょうか?
と考えた時に、Emotion:感情に今は注目しています。
「感情」
「感情をどう扱うか」
「感情を感情的に終わらせずにロジカルに捉えること」
「感情的な把握と論理的な把握を分離して観察できること」
「感性」
Emotionをうまく処理できない・Emotionに左右されて判断を誤ってしまうと
AIには負けてしまうこともあるから。
そして、話がまったく逸れますが
驚異的な記録を出し続けるメジャーリーガー大谷翔平選手の強さは
絶対この感情マネジメント力”EQ”が大きいと思っています。
だって、みなさん自分だったら
ずっと一緒に歩んできた通訳に
窃盗されて
いきなり英語通訳いなくなって
裁判とかになって
そんな状態で
こんな平常心かで挑んでいるような成績
叩きだし続けられますか?
わたし、大谷翔平はあまり追ってないですが(ファンの方々すみません)
大谷翔平の凄さの秘訣に、とても興味あります。どんな能力がどうやって育ったのかとか。
AI開発でも「感情」の扱いはTHE MATTER
さて、本題にもどって。力が、感情を伴ったとき「倫理観」が問われるようになります。
AI開発の世界で、ちょうど1年前Open AIの代表サム・アルトマン氏が一時、解任され、すぐにCEOに復帰したのは記憶に新しいニュース。
その背景や前後ではAIの威力と倫理性について慎重派なイリヤ氏がOpenAIを去ったり、今もOpenAIが非営利団体と営利企業になるかの間で体制が動き続けています。
https://newspicks.com/movie-series/121?movieId=3234
感情は人を高揚させもするし、引きずりおろしもする。そして情、情けとも紙一重。
AIの場でも議論されているように、感情ってすごい変容性をもたらすパワーです。
人間として生まれた以上、私たちが感情と付き合わないことは絶対絶対絶対に不可避です。
仮に能力・スキル全てをAIに任せるように振り切っても、人間が0歳で生まれて死ぬまで、感情をもたずに生きることってあり得ない。
だから最近、私は感情の扱い方にとても関心があります。
扱い方と言ってるのは、感情をスルーするスキルも含めてです。もしくは感情を別の部屋に置いておいて、物事を進めていくスキルと言ってもいいかもしれません。
もちろん感情をうまく活用するスキルも。それが人間のすばらしさだから。
感心。感動。感無量の世界。
子どものうちに感情を揺さぶり建設的に学ぶ
そんな感情をどのように扱える力量か。
これは大人になっても超・難題です。ドロドロした(笑)人間社会で付き合い続けるテーマ。
他方、この感情スキルは、素直に学べるデッドラインがあるんじゃないかとも最近思うようになりました。なぜなら大人になると頭ってかたくなりがちだし、プライドも出てくるし、です。
感情の扱い方
これは大人になる前にある程度、チャレンジしていた方がいい。
大人になって自分が社会に出る前に、
自分が子どもや次世代の人を育てる側にまわる前に、
自分自身で自分の感情扱い力:EQ を客観的に見る機会をもちたい。
幼少期から思春期、成年期に入る前までにいろんな体験から感情をどう扱うかフィードバックを得ていたい。
大人になれば、周りは「大人」として私たちをジャッジするし(他人のことジャッジするなよと思いながらw←)
それによって私たちの感情が許容・寛容される範囲が狭まったりすることがある。
何より自分自身も「大人なんだから」「大人なのに」が潜在意識として枷になる可能性がある(そうでない優しい社会であってほしいですが)。
最近は上記のことを思いながら、自分の子どもが育ちの過程で感情的な体験をする機会を多くして、人とぶつかったり感情的な経験をした時に過保護にならず、感情を噛み締めてもらって。必要ならばしっかり対話相手になり感情を深めたり、フィードバックとか、感傷をロジックで一緒に解きほぐせるといいなーと想像しています(娘はまだ2歳)
自由な感情体験を保証する
今日強調したいことは
– AIで言語活用が標準化する時代に、どんな人間力を鍛えるか
を捉えたい。
個人的には、子どももそうですが、私自身も
感情体験をいっぱいするために
人との擦れや摩擦、揉め事も含めた対人関係の体験・経験から逃げずに
感動をいっぱいするアート体験や自然から感情を得る体験を大事にして
過ごしたいなと、最近は思いを強くしています。
そして必ず感情体験とともに、その感情を言語化して振り返る。
他にもEQのいい鍛え方があれば是非知りたいです。
そして皆さんが重視しているスキルも、その理由と一緒に知りたいです。
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